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ペットの病気が人に感染する場合はある?罹患したペットの飼い主が気を付けたいこと

2020年05月25日

フィラリアは犬に感染しても人間にはうつりません。ですが、中にはペットから人に伝染する病気もあります。狂犬病は人に感染します。国内では1956年以降発症例はありませんが、狂犬病を発症している犬に噛まれると、およそ20%の割合で感染し、その致死率はほぼ100%と言う怖い病気です。

猫ひっかき病は、猫に引っかかれたり噛まれたりすることで人間の体内に細菌が入り、感染してしまう病気です。Q熱は犬や猫の糞にいた細菌から感染します。イヌ・ネコ回虫症は、動物と接触し、回虫が口の中に入ることで発症する感染症です。感染すると、発熱や視力障害といった症状を引き起こすことがあります。皮膚糸状菌症や疥癬などもペットから人にうつって引き起こされる病気と考えられています。

犬や猫以外のペットからも感染することがあります。オウム病はインコなどの小鳥が持つクラミジアが原因ですし、アメーバ赤痢の媒介は、ミドリガメと言われています。

もし、ペットがこうした病気にかかっていた場合、どんな点に注意したらいいのでしょうか。獣医師の診察を受け、適切な治療をしながら、飼い主はペットと一定の距離を置くことが大事です。特にお年寄りや小さな子供が家族にいる場合は、なるべくそばに近づけないように注意しましょう。

ペットに触ったら手を洗う、キスや口移し、顔を近づけることは避けるなど、一定のルールを習慣化することも大事です。ペットの排泄物や砂は、病原体で汚染されていることが考えられますので、こまめに掃除をして清潔を保つことも効果的です。この病状について、注意深く観察し、もし少しでも異常が見られたりしたら、すぐに動物病院で診察してもらいます。治療しているの病気がなかなか治らないと言った場合も、獣医師に診察してもらったほうがいいでしょう。

これ以上悪化しないように、罹患したペットはなるべく外へ出さず、病状が落ち着くまで室内で飼うことも対策の一つになります。トキソプラズマ症は、野良ネズミから猫に感染することで引き起こされる病気です。野生動物はどんな病原体を持っているか把握しづらいので、隔離させておくことはとても大事な方法になります。

動物の病気は人に全くうつらない、というわけではありません。中には深刻な病気を引き起こすものもあるので、予防接種をしたり、安全性が疑わしい野生動物は飼わない、定期的に動物病院で検診を受ける、常に清潔を保つと言った対策が必要になってきます。